治療例:視力に関する治療

 無針バリ治療は視力に対しても効果があります。疲れ目の時に針を当てれば視界がパッと明るくなります。下記はこれまでの治療例の一部です。ご参考ください。


児童の仮性近視に効果あり! 

 1993年、日本人学校に通う小学校二年の児童が仮性近視の治療のため、母親に連れてこられました。治療前の視力は右目0.2、左目0.3でしたが、1クール(10回)の治療を終え、右目は0.6、左目は0.8にまで回復。最終的には2クールの治療で、右目0.9、左目1.2にまで改善しました。


成人の視力障害も改善!

 上記の児童の母親は治療効果の速さに驚くとともに、自分自身の視力も回復できないかと尋ねてきました。実は彼女は20年前に交通事故で左眼窩を打ちつけ、1.2 あった視力が0.4にまで落ちてしまっていました。これまで児童の仮性近視治療は数多くおこなってきましたが、交通事故による視力低下、しかも、20年も経過している成人の治療は経験がありませんでした。

 治療前の視力検査では、両目とも0.4で、治療後も0.4という結果でした。しかし、本人は「うわぁ、違う!違う!」と言い、治療の継続を申し出てきたのです。視力の結果は同じでも、「目の疲れや視界の明るさが治療前とは明らかに違う」と言うことでした。この母親は2ヶ月足らずの治療で、右目0.9、左目1.0にまで改善しました。
(台北鍼灸学会第九回第2次会員大会1994年11月P.45)


眼精疲労にも効果あり!

 1998年11月に名古屋の「中和鍼灸専門学校」からスピーチを頼まれ、 予定していた1時間半の半分を実技にあてました。まず初めにおこなったのが、眼精疲労の治療でした。最初に学校の先生方に視力検査をしてもらい、その後、無針バリを目の周りの5つのツボに1ポイントにつき10~15秒ずつあてました。

 再度視力を検査し、黒板に治療前と治療後の結果を記入。その効果はバラツキがあったものの、最高で二桁、最低で一桁、 5文字のうち2文字が読めるまで視力の改善がみられました。長時間パソコンや読書を行うと、視力の低下をきたします。疲れ目は、白内障や飛蚊症の原因ともなります。無針バリ治療をおこなえば、眼精疲労を即座に解消することができます。