治療例:腰椎に関する治療

 現代社会では長時間パソコンに向かっている方も多く、腰痛でお困りの方は少なくありません。無針バリ治療は腰痛にも効き目があります。下記は腰椎に関する治療例の一部です。ご参考ください。

 

椎間板ヘルニアにも効果があり!

 ある年、日系デパートの職員から往診依頼の電話がありました。日本サイドの副社長が椎間板ヘルニアを患い、有名な大学病院で3週間の治療を受けたが、痛みで寝返りもできない状態とのこと。病院でプレドニン(プレドニゾロン)の注射を打ってもらったものの効果がなく、医師に相談したところ、「次はオペしかない!」と言われてしまったというのです。しかし、本人は手術を好まず、「ぜひとも無針バリ治療を受けてみたい!」とのことでした。実は以前に同僚が突発性腰痛を患ったことがあり、無針バリ治療の効果を耳にしていたらしいのです。
 
 そこで、退院後に中山北路にある社宅へ往診に赴くことになりました。治療を五回おこなったところ、大変楽になり、六回目からは秘書に付き添われて、当鍼灸院まで治療を受けに来られるようになりました。そして、十回目からは社宅から休み休みではあるものの自分一人で来られるようになったのです。治療に来る途中に病院の看護婦さんが彼の姿を目にして驚き、どのような治療を受けているのか当鍼灸院まで見学に来たこともありました。


推間板の移位も解決!

 台湾で高速鉄道(新幹線)が建設されていた当時、ある大手建設会社の主任が上半身偏移を患い、治療に来られたことがありました。レントゲン写真を見ると、腰椎の5番目が片側に2センチばかり偏移しており、無針バリ療法で治療できないかとの相談を受けました。当鍼灸院に来られた時には、正常な姿勢で歩くことができず、すぐに腰椎の異常であることが分かりました。効果の度合いはともかく、とりあえず、治療をおこなうことになりました。

 上半身の治療とストレッチボードでの前屈運動の組み合わせで、1クール(10回)の治療を実施。すると、今まで身体を横に曲げて歩いていたのが、すっかり以前のように真っ直ぐな姿勢で歩けるようになり、疲労感や腰痛も大幅に改善されたのでした。治療効果が大きかったので、自宅でも腰椎と尾てい骨の温シップ治療後に、この運動療法を続けてもらうことにしました。約2クールの治療と自宅での運動療法を続けた結果、日本への転勤前に根治することができました。